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郵船ロジスティクス

郵船ロジスティクス

コントラクトロジスティクスおよび航空・海上貨物輸送のリーディング企業の郵船ロジスティクスは、シンガポールにて、スイスログウェアハウス&ディストリビューションソリューション社の革新的自動倉庫システムAutoStoreの導入を決定しました。アルミグリッド上で動く自律ロボットの運用は2017年中に開始される予定です。


この軽量物の自動入出庫システム(Autostore)への投資は、共有経済の理念と現在の低迷する世界経済において増大するビジネスコストを管理する必要性に対する同社の深い洞察に基づくものです。

同社コントラクトロジスティクス部門長のフランシス・クワ(Francis Kwa)氏は「物流の未来を築くのは革新と自動化技術です。物流業界は今後数年にわたり変革と成長を続けていきます。サードパーティーロジスティクス業界は最新の技術進歩によってもたらされる課題に対応しチャンスに乗じる準備を進めており、AutoStoreのような革新的システムのおかげで未来の物流に対し態勢を整えることができます。新しいスキルや革新的製品やサービスが創出されるイノベーションが、より明るい未来を築くのです」と述べました。

スイスログ社との連携により、約16,595の収納スペースを有する革新的なAutoStoreシステムをチュアス地区の倉庫に導入し、ますます高まる複数の顧客のニーズに対応する予定です。

同氏はさらに「この投資により、現在の作業人件費を増やすことなく5倍量の入出庫を行うことができるようになり、収納量は同じ収納スペースの2倍になります。現在のスペースで収納量が倍増し、生産性の向上も達成できることは、技術によって混乱している世界経済において高い競争力となります。この投資は、真のグローバル総合ロジスティクスプロバイダーになるために当社が進めているイノベーションの1つです」と語りました。

同社マネージングディレクターのン・キムハング(Ng Kim Hung)氏は「シンガポールはアジア、特にASEANの主要な物流拠点です。スイスログ社との提携により、この地域の軽量物におけるコスト、スピード、柔軟性が刷新されました。この入出庫技術への投資は当社がシンガポールの物流基盤の将来性に投資している証です」と述べました。

また、スイスログ社の倉庫・物流ソリューション部門東南アジア担当長のコ―・センテック(Koh Seng Teck)氏は「同じ軽量物ロジスティクスの業界で活躍している郵船社にAutoStoreソリューションを採用していただいたことを非常に嬉しく思っています。この提携は、物流業界における自動化に変化をもたらす当社の革新的ソリューションと専門性を示すもので、今後も郵船社の成長をサポートしていく所存です」と語りました。

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