ジュロン・イノベーション地区(JID)
シンガポール西部にある工業地域に位置する広さ600ヘクタールのジュロン・イノベーション地区(JID)は東南アジアにおける次世代製造技術のハブとも言えます。JIDでは、研究機関、人材開発会社、テクノロジーやトレーニングの提供会社、そして先進製造会社からなるエコシステムを築いています。また、企業が新しいアイデアや技術(3Dプリンティング、5G、自律走行車など)を生み出し、試作し、実証し、商品化まで行うことができる新しい製造技術とソリューションのためのシンガポール最大の生きた実験室でもあります。
同地区は南洋理工大学(NTU: Nanyang Technological University, Singapore)に隣接しており、JID内の企業は人材と研究ノウハウを即座に利用でき、イノベーションとオペレーションを強化できます。
JID内のエコシステムは拡大中で、シマノ、現代自動車といった先進的メーカーが未来の工場を、また大手ソリューションプロバイダーのソディック、シーメンス、ボッシュ・レックスロスがイノベーションセンターを同地区に作っています。企業のインダストリー4.0を推進するアクセラレーターとしての役割を担うハブとして、更なる拡大を続ける予定です。