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シンガポールから安心・快適・達成感の オートメーションを広げる

  • 情報通信技術
  • イノベーション

azbilグループは約20年前からシンガポール含む東南アジアでビルディングオートメーションやプロセス/ファクトリーオートメーション事業を展開している。

山本 清博氏 アズビル株式会社 執行役員常務

例えば、ビルディングオートメーション事業では、オフィスや病院、大学、ショッピングセンターといった商業ビルやDCS(ディストリクトクーリングシステム・地域冷房)に対して、ビルディングオートメーションシステムや各種製品の販売、メンテナンスサービスを提供している。また近年では、省エネニーズの高まりから、電力使用のピークを抑制する「エネルギーマネジメント」などの先端事業モデルも海外で展開している。今回は、アズビルがシンガポールでビジネスのイノベーションをどのように主導しているかについて執行役員常務の山本清博氏にお話しを伺った。

AI・IoTで「人を中心としたオートメーション」をさらに進化

現在、アズビルがオートメーション事業において、大きく力を入れている分野がAIとIoTに関する開発だ。アズビルは従来からオートメーション専業メーカーとして、AIやIoTなどのデジタルテクノロジーを積極的に適用してきた経緯がある。その取り組みについて山本氏は以下のように語っている。「特に最近注力しているのが、AIを応用した設備機器運転の最適制御アプリケーションや、IoTを応用したファクトリーオートメーション用機器のネットワーク対応推進です。」このAIとIoT化を行うことで、ネットワークを経由してさまざまなデータが収集されazbilグループならではのソリューションを展開することができるという。「例えば、アズビルのお客様である商業ビルや、工場、ガス供給ライフラインなどでは生産性の向上が継続的に求められています。生産性を高めるためには、施設・空間の質を向上させると同時に使用するエネルギーの量を削減することが求められます。これまでは個別の状況に応じて、現地で人の判断によって各種設備の運転が行われていましたが、AIとIoTの適用によってさまざまな条件を考慮した最適な設備の運転が可能となります。」(山本氏)その結果、オフィスで働く方には快適な空間を、工場ラインにおいては計画に応じた適切な生産活動を、最小限のエネルギーで提供することが可能となる。さらにAIとIoTによってネットワーク化されたシステムにより、刻々と変化する状況に対応し、継続して最適な状態を提供することができる。「今までの製品・サービスにAI、IoTを活用することで、お客様に対して“次世代の生産性”を提供することが可能になるのです。」これこそazbilグループの企業理念である「人を中心としたオートメーション」をさらに進化させていく取組みだ。

 

シンガポールで東南アジアのビジネスを統括する

アズビルの次世代の生産性を実現する新たなオートメーション事業は、シンガポールを基点に東南アジア市場に展開していく計画だ。そのために2018年4月1日から「東南アジア戦略企画推進室」を開設している。「現在azbilグループは、東南アジアにおいては、シンガポール以外にインドネシア、タイ、マレーシア、フィリピン、ベトナムに現地法人を設けていますが、グループ全体の事業拡大のための活動を『東南アジア戦略企画推進室』が担っています。」と山本氏は語っている。また、その機能について、「これまで、現地法人ごとに行ってきた活動を横断的に取りまとめることで、AIやIoTを活用した最新技術に基づく提案を周辺諸国のお客様にタイムリーに展開することができます。また販売やマーケティングもスピーディに展開ができ、フィードバックもより素早く得ることができます。」と山本氏は語る。より高付加価値の製品やサービスを素早く提供することで、顧客ニーズに応え、更なるビジネスの拡大を目指している。加えて山本氏は、『東南アジア戦略企画推進室』をシンガポールに設ける理由を次のようにも語っている。「シンガポールは東南アジア諸国の中で最先端な技術力を持っており、それを推進する先進的な経済や行政システムも備えています。」

 

発展するASEAN 市場に高いレベルの安心・快適・高効率を提供していく

今後ASEAN 諸国は更に発展していくことが見込まれる。経済成長率は日本に比べても高く大きな成長が期待される。しかしその一方で「執務空間・工場生産ラインなどにおける“安心と快適”への要求レベルは一段と高くなる」と山本氏は語る。また環境意識への世界的な高まりから、「エネルギー使用の制約強化や、より効率的な利用方法などがもとめられる」という。そのような状況の中、azbil グループがこれまで培ってきた製品・サービスが東南アジア諸国の顧客に貢献できる範囲がさらに広がってくると判断しているとのことだ。また、シンガポールや東南アジアにおいてビジネスを促進する上で、シンガポール経済開発庁(EDB)は、重要な役割を果たしていると山本氏は考えている。「今後は更にビジネスの成長につながる貴重なパートナーとの関係構築や最先端の技術開発プログラムなどの参画など、より一層関係を強くしていきたいと考えています。」とこれからの展望について語ってくれた。

主力産業一覧

主力産業一覧
  • 「未来の航空宇宙都市」と呼ばれるシンガポールは、130社を超える航空宇宙業界の企業を擁し、アジア最大級で最も多様なエコシステムを誇ります。一流企業や宇宙産業スタートアップ企業をはじめとして成長を続ける企業が拠点を置いています。

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  • シンガポールは、アジア市場への玄関口であり、世界トップクラスの消費者向け企業の多くが、環太平洋の拠点としてシンガポールを活用しています。

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  • シンガポールは、東西のクリエイティブカルチャーが交差する場所であり、拡大を続けるこの地域の消費者基盤へ向けて開かれた扉でもあります。世界的ブランドが、地域統括会社を構えており、トップクラスのクリエイティブな企業がシンガポールを拠点としています。

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  • 今日、主要なガジェットにはシンガポール製の部品が使用されています。エレクトロニクス産業の一流企業は、シンガポールで未来を設計しています。

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  • 精製、オレフィン製造、化学製品製造、ビジネスと革新力が強力に融合するシンガポールは、世界最先端のエネルギーと化学産業のハブに数えられています。100社を超えるグローバル化学企業が主要な事業を当地に構えています。

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  • アジアのデジタルの中心都市として、シンガポールは情報通信技術 (ICT) 企業が選ぶ拠点となっています。世界クラスのインフラ、人材、活気のあるパートナーのエコシステムを提供しています。一流企業と連携して、最先端の技術とソリューションを開発し、シンガポールのビジョンであるスマートネーションと地域および世界の市場を支えています。

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  • アジアの流通のハブとして、当地域内外への世界クラスのコネクティビティを提供します。安全で効率的なロジスティクスと、サプライチェーン管理ハブとしての妥当性を以て、シンガポールは地域の境界を超えた取引と消費に貢献しています。

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  • シンガポールは、医療技術企業がこの地域で成長するための戦略的な拠点です。今日、多くの多国籍医療技術企業がシンガポールを拠点として、地域本社機能や製造、研究開発を行なっています。

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  • 資源豊かなアジアの中心に位置するシンガポールは、農産物、金属、鉱物のグローバルハブです。我が国のビジネス環境は、強力な金融、サプライチェーン管理、技術力を以て、世界をリードする企業を引き付けています。

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  • シンガポールは、アジアでも主要な石油 ・ ガス (O&G) 装置とサービスのハブであり、3,000社を超える海洋・オフショアエンジニアリング (M&OE) の会社があります。世界クラスの機能と優れたコネクティビティは、アジアの強力な成長の可能性に着目する多くの企業をシンガポールに誘引しています。

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  • シンガポールが有する優れた人材、強い生産能力、研究開発のエコシステムは、製薬やバイオテクノロジー企業を誘引しています。企業はシンガポールから世界中の人々に薬を提供し、アジア市場の成長を担っています。

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  • シンガポールの洗練された精密工学(PE)の能力と先進の製造技術で主要分野である高度な製造な地域ハブとしての強みを反映しています。

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  • シンガポールは、プロフェッショナル・サービス企業に最適なハブであり、国際的な労働力と信頼できる規制と枠組みを提供します。

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  • アジアは世界的な都市化のメガトレンドの中心であり、人口集中や公害、環境悪化などの都市問題の軽減を目指して、各国政府はスマートで持続可能なソリューションの開発を推進しています。大企業のいくつかはシンガポールを拠点として、アジアのために持続可能なソリューションを商業化すべく、革新、試行、連携を進めています。

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