A*ccelerate Technologies、ナスダック上場の医薬品メーカーAptorum グループ、および、香港の金融機関Aeneas Capitalの間で結ばれたこの協定のねらいは、今後5年間のうちにシンガポール国内で最大20社のディープテック・ベンチャーを立ち上げることにあります。
設立された新興企業は、A*STARの研究機関とAptorumが共同開発したテクノロジーを活用するとともに、Aptorumのグローバル・ネットワークを通じ、マーケット・パートナーやクライアントにつながるという形で支援を受けます。
研究対象の領域の一つとして、手術用ロボット工学におけるイメージング・ソリューションが挙げられます。これはA*STARの医用画像分析と拡張現実に関する能力をリアルタイムで2Dと3Dの磁気共鳴映像法による手術用イメージング・ソリューションに応用するものです。
A*ccelerateのCEOフィリップ・リム(Philip Lim)氏は「今回の協定は、シンガポールのバイオテクノロジーエコシステムの活力や、A*STARのディープテックと生物医学研究の能力に対する民間セクターの信頼を如実に示しています」と語ります。
Aptorumの創設者兼CEOかつAeneas Capital創設者のイアン・フエン(Ian Huen)氏は、このパートナーシップが「最終的に全世界で認知される強力なベンチャー・ビジネスになる」と確信しています。