国内9ヶ所の他のスタンドにも、10月までに、シェル・リチャージと呼ばれるこの新設備を設置する。同社は、シンガポール国内に57ヶ所のガソリンスタンドを展開している。
しかし、他国の市場とは異なり、シンガポール国内の電気自動車は極めて少ない状況にある。
陸上交通庁(LTA)によると、シンガポール国内の電気自動車は、自動車総数の0.1%で、その数はおよそ1100台に過ぎない。
シェル・リチャージは、1kWh当たり0.55USD(約42円)で充電可能で、国内の他の高速充電設備よりもやや高い。同社は、「これは、利便性とモビリティソリューションに対するシンガポール人の需要の変化に対応するための戦略の一部である」と述べている。
その一環として、ガソリンスタンドのネットワークを刷新し、自社ブランド食品デリ・バイ・シェルをスタンドのショップにストックすることも含まれている。
このネットワークの60%近くがアップグレードされ、残りも2020年末までに完了する予定だ。
電気自動車をおよそ30分で充電できる50kWのDC充電設備の戦略は、シェルが委託した研究調査に基づいている。