―モビリティー領域に注力する理由は。
「技術が自動車産業や輸送にディスラプション(破壊力)をもたらすからだ。その代表がCASE(コネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化)。大手車部品メーカーのほか、半導体やソフトウエアなど自国に立地するさまざまな産業にも波及するため、モビリティーは重要な成⻑テーマだと見ている」
―どんな取り組みを進めていますか。
「車では特に自動運転車をけん引する、ソフトの分野でイノベーションが生まれている。シンガポールはアジアの『技術ハブ(中心)』だ。有能なソフト人材が集まるほか、開発したものをテストする環境も大切で、ここは我々の国が非常にメリットを出せる」